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レッスン [講座]

1.次の文中にある音便の種類を答えなさい。
 急いで行ってみると、驚いた。昨夜あれほど元気に泳いでいたのが、三匹とも腹を返して浮かんでいる。もうだめだと思った。
2.次の各文中の<呼応の副詞>に―線をつけ、( )に合う(呼応する)言葉を書きなさい。
 ア、まるで雪の(  )な白さだ。
 イ、よもや失敗し(  )。
 ウ、なぜ行かない(  )。
 エ、少しも仕事が(  )。
 オ、そんなことは断じて(  )。
3.次の副詞を、A、擬声(音)語 B、擬態語 C、その他に分け記号で答えなさい。
 ・まさか ・ひらひら ・ゆっくり ・もっと ・ガンガン ・はっきり ・にょきにょき
 ・チラチラ ・はらはら ・ぱっと
4.次の各文にある接続詞の働きを後の語群から選んで、記号で答えなさい。
 1、ゲーセンに行こうか、それとも、コンビニに行こうか。
 2、まっすぐ突き当たり、それから右へ行け。
 3、痛みがとれた。だが、まだ安心できない。
 4、授業は終わり。では、雑談しましょうか。
 5、いいかげんに処理する。つまり、責任の放棄だ。
 6、主役が欠席した。したがって、この会合は中止だ。
 7、彼は名選手である。しかも優等生である。
 《語群》
 ア、並立・添加 イ、順接 ウ、逆接 エ、説明・補足 オ、対比・接続 カ、要約・換言
 キ、転換

5.次の傍線部を正しい尊敬語に直しなさい。
 a どうぞ心行くまでいただいてください。
 b 父母会で校長先生が申されました。
 c あなたは何にいたしますか。
6.次の傍線部を正しい謙譲語に直しなさい。
 a お父さんが直接お願いに来ます
 b 文集ができましたら、先生に見せてあげます
 c しばらく休みをとりますので、どうぞよろしく。
7.次の各文中で敬語の誤りがあれば、線を引き直しなさい。
 a 先生の本を読ませてもらいました。
 b とんでもございません、私こそ失礼しました。
 c ボーナスは当銀行へお預けなられますよう、お勧め申します。

《解答例》
 1.<い音便>急ぎ→急い・で  驚き→驚い・た  泳ぎ→泳い・で  
   <促音便>行き→行っ・て  思い→思っ・た  
   <撥音便>浮かび→浮かん・で
 2.ア、まるで~よう・な  イ、よもや~まい(ない・だろう) 
   ウ、なぜ~のか(のだ) エ、少しも~はかどらない(~ないと否定する形)
   オ、断じて~許さない(~ないの形)
 3.(順に)C B C C AまたはB C B AまたはB B B
 4.1・オ 2・イ 3・ウ 4・キ 5・カ 6・イ 7・7・ア 
   *エには「ただし」「たとえば」などがある。
 5.a 「いただく」は謙譲語、「食べる」の尊敬語は「召し上がる」、「見る」なら「ご覧
   ・ください」 b 「申す」は謙譲語(5種類では「丁重語」の場合も)、尊敬語は「おっし
   ゃる」    c 「いたす」は謙譲語、「する」の尊敬語は「なさる」
 6.a. 身内に「お」(尊敬語または美化語)は用いない、「父が」とする。「来ます」は単なる
   丁寧語、ここは謙譲語で「参ります」または「伺います」とする。 b. 「見せる」の謙譲語
   は「お見せする」または「ご覧いただく」。 c. 自分が休みを「とる」場合は「とらせて
   いただく」か「休ませていただく」。
 7.a.相手(目上)に属する事物には「ご本」(尊敬語)とする。「読む」の謙譲語は「拝読」
   を使いたいが、「読ませていただく」でもよい。
   b.「とんでもございません」はよく間違って使われていますね。これは「とんでもない」という    一語(形容詞)を「とんでも」と「ない」に分離し「ない」を丁寧に言うつもりで「ございません」と置き換えたための間違いです。正しくは「とんでもないです」「とんでもないことでございます」。
   c.「お預けになられますように」は、お預け+なられるの二重敬語でそもそも間違いですが、なおかつ一見丁寧なようですが(敬語の間違いは丁寧過ぎることにあるようです)、「預けなさい」と言われているようで、じつは丁寧ではなく押しつけがましいですね。ここは銀行側の立場から「お預けいただきますよう」「是非お預けくださいますよう」などと、ヘリ下るほうがいいでしょう。
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(次回は<補講として>「敬語の使い方」を特集します)

   




 
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